2014年12月、年末を迎え、その年最後のベトナム面接へ行った。
ハノイの送出し機関で3名の女性実習生を採用決定、その時受入企業様がもし可能であれば、明日家庭訪問をしたいと希望された。
そこで、急遽3名に打診したら、内の1名(*既婚者で子供一人:1歳位?)が快く受け入れてくれた。
企業様との事前打合せでは手土産を持って、ご両親に挨拶に伺いましたという事で、お茶を一杯ごちそうになったら
失礼しようと計画していた。
ところが、ご家庭を訪問したら両家のお父上が待っておられ、よくぞ来てくれましたとばかりに大歓迎してくれた。
話が弾む中、お昼が近づいたのでそろそろお暇しようと思ったが帰してくれない。
”是非昼の食事を一緒に!”と言って放してくれないのである。
突然の訪問で迷惑は掛けられぬと思い、何度も断ったが帰してくれない。とうとう根負けしてお世話になることにした。
そしたらお父上が喜び勇んで裏庭へ行き、家で飼っている鶏を絞めて料理を作り始めたのである。
この風景を見ていて、自分の小さい頃を思い出した。
大事なお客様がみえたとき、又お盆やお正月等におやじが鶏を絞めて料理を作っていた事を。
ベトナムでは今も同じだなーと少々感激させられた。
この時の女性実習生、ちっさい子供を両親に預け、現在愛知県の受入企業様で元気に実習生生活を送ってくれています。
感謝の気持ちで一杯です。
精一杯の歓迎ぶりを表現してくれていたんでしょうね~^^
良い話だ~